ヘアアイロンによるヤケドを防ぐには?ヤケドをしてしまった場合の対処法も説明!

ヘアアイロンは、熱を利用して髪型を変える器具です。
その熱は200度以上になることもあるため、間違った使い方をするとヤケドをする恐れがあります。
ヤケドをすると跡に残る可能性があり、女性の方は特にショックかと思います。
そこでここでは、ヘアアイロンでのヤケドを防ぐ方法を説明していきます。
ヤケドした時の対処法も説明するので、ヘアアイロンを使っている方や使おうと思っている方は、参考にしてみてください。
目次
髪が濡れていない状態で使うこと
「髪が濡れているほうが、髪型を変えやすいんじゃ」という思いから、ヘアアイロンを使う時は髪が濡れている方が良いと思う方もいることでしょう。
しかし、髪が濡れている状態でヘアアイロンを使うのは危険です。
ヘアアイロンは熱の力を使って髪型を変えるものであり、濡れている髪に使えば、当然髪についている水分は蒸発します。
その水蒸気は非常に熱いため、髪が濡れている状態でヘアアイロンを使用するとヤケドをしてしまう恐れがあります。
ですから、ヘアアイロンを使う時は髪が乾いている状態で使うことが大切で、髪が濡れている場合はしっかり乾かしてから使用するようにしましょう。
ブロッキングをしておく
ヘアアイロンの髪を当てる部分はとても高温で、高温の部分が肌に当たれば当然ヤケドをしてしまいます。
そのため、高温の部分が肌に当たらない使い方をする必要があり、肌に当たらないようにするにはブロッキングをしておくと良いです。
ブロッキングせずにヘアアイロンを使用し、ヘアアイロンを手に持った状態で髪を分けたりすると、間違って高温の部分が肌に当たることがあります。
前もってブロッキングをしておけば、危険を伴う動作をすることがなくなるのでヤケドを防ぐことができます。
ヘアアイロンを使用する前にブロッキングをしておくことは、ヤケド防止になることはもちろん、上手にセットできることにも繋がるので、ブロッキングをしてから使うようにしましょう。
首元にタオルを巻く
ヘアアイロンを使っていて結構多いのが首のヤケドです。
髪が生えていない部分である首でも、不注意によりヤケドしてしまうことがあります。
首のヤケドを防ぐには首元にタオルを巻いておくと効果的で、タオルを巻くことで首をガードすることができます。
タオルが巻いてあるため、間違って高温の部分が首に当たってもヤケドを防ぐことができます。
タオルは高温に強い素材が使われているものを使用するようにしましょう。
高温に弱いタオルを使用すると、高温によってタオルが溶けてヤケドする恐れがあります。
ターバンを使う
ヘアアイロンを使っていると、おでこに高温の部分が当たる可能性がありますよね。
おでこに当たれば当然おでこがヤケドしてしまいますが、ターバンを使えば安心です。
ターバンを使うことでおでこをガードすることができるため、おでこのヤケドを防ぐことができます。
前髪にヘアアイロンを使っていると、高温の部分がおでこに触れてしまう可能性がありますが、ターバンを使うことで安心して前髪をセットすることができます。
手袋をつける
ヘアアイロンを使用すると、首から上の部分以外にも、手をヤケドする可能性もあります。
高温の部分に誤って手で触れてしまうと、当然ヤケドしてしまいます。
手にヤケドするのが怖い方は、手袋をつけることをおすすめします。
手袋をつけることで手をガードすることができるので、手のヤケドを防ぐことができます。
手袋なら何でも良いという訳ではなく、熱に弱い手袋を使うとヤケドする恐れがあるので、熱に強い素材を使用した手袋を使うようにしましょう。
首や頭の皮膚から離して使う
ヘアアイロンの高温の部分が皮膚に触れることでヤケドしてしまうので、ヘアアイロンを使用する時は皮膚から離すことを意識することが大切です。
皮膚から離して使うことを意識することにより、ヤケドをするリスクをかなり減らすことができます。
髪が短い方や、前髪をセットする時などは、どうしても皮膚に高温の部分が近づきやすくなります。
皮膚に高温の部分が近づくほどヤケドをするリスクは高くなるため、とてもシンプルな方法になりますが、皮膚から離して使うようにすることはとても大切です。
ストレートアイロンとカールアイロンを上手く使い分ける
ストレートアイロンとカールアイロンを上手く使い分けることで、ヤケドをするリスクは低くなります。
では、どのように使い分けると良いのかというと、髪が短い部分に使用する時はストレートアイロン、ある程度長い部分に使用する時はカールアイロンといった具合に使い分けると良いです。
ストレートアイロンは高温になっているプレート部分が出ていないので、ヤケドをするリスクは少なくなります。
ヤケドした時の対処法
ヘアアイロンでヤケドをすると、多くの方はヤケドの跡が残ることを心配してしまいます。
ヤケドの跡が残ると非常にショックですよね?
そこで次は、ヤケドをした時の対処法を説明していきます。
水道水などで冷やしましょう
ヘアアイロンでヤケドしてしまったら、慌てず速やかに水道水で冷やしましょう。
水道水でなくても常温の水なら問題ありません。
水道水などで速やかに冷やすことで、ヤケドの跡が残る可能性を低くすることができます。
手をヤケドした場合は、速やかに水道があるところに行き、ヤケドした部分に水を流し続けましょう。
頭皮や顔、首をヤケドした場合は、シャワーの水で冷やすと良いです。
いずれの場合も、5分間くらい患部に流し続け冷やすことが大切です。
氷は使わないこと
ヤケドをしてやりがちなのが、氷や保冷剤を使って冷やすことですが、氷や保冷剤をヤケドした部分に当てると冷えすぎてしまい、ヤケドが逆に悪化してしまう可能性があります。
そのため、氷や保冷材は使わないようにし、水道水を患部に流して処置するようにしましょう。
ヤケドの範囲が広い場合や酷い場合は速やかに病院へ
ヤケドの範囲が広い場合や酷い場合は、速やかに病院に行きましょう。
ヤケドが酷いと、水道水で患部に流し冷やしても、時間の経過と共に更に酷くなってしまうことがあります。
ヤケドが更に酷くなることで感染症などを起こすこともあるため、病院に行って診てもらうことが大切です。
病院に行くことで、ヤケドの跡も最小限に留めることが可能です。
ヘアアイロンは子供の手が届かないところに置きましょう
ヘアアイロンは子供の手が届かないところに置くことが大切です。
小さい子供がヘアアイロンに興味を持ち、いじってしまうと非常に危険です。
ヘアアイロンがとても熱くなることを理解していない子供がいじると特に危険で、ヤケドしてしまう恐れがあります。
何事にも興味津々な子供は多くおり、ヘアアイロンに興味を持つことで、親の見ていないところでいじってしまうことがあります。
そのようになっては非常に危険なので、ヘアアイロンは子供の手が届かないところに置いておきましょう。
また、置く場所だけでなく、使った後にも注意が必要で、ヘアアイロンを使った後はしばらく熱い状態が続きます。
使い終わった後に、子供が触れそうな場所、触れられる場所に置いておくと、ヤケドによる事故が起きてしまう可能性あります。
子供が間違って触ったりしないように、使い終わった後も置く場所には十分注意しましょう。
まとめ
ヘアアイロンは少なからずヤケドする可能性があるため、ヤケドをしないように注意し、正しく使うことが大切です。
もし、ヤケドしてしまったら、水道水を流して冷やすようにしましょう。
氷を患部に直接当てると、冷えすぎることで更に酷くなる可能性があるため、氷の使用は避けてください。
ヤケドがあまりにも酷い場合は、速やかに専門の医療機関に行くことが大切です。